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コンフィダント・絆@PARCO劇場 [観劇]

3人の天才と1人の凡人と1人の女の物語。
それぞれの役者の個性がぶつかり合った、三谷作品にしては笑いが抑え目な分、
ストンと胸に入ってくる、そんな舞台だった。
生瀬さん@ゴッホは、やはり上手い。ゴッホの純粋さ、哀しさ、狂気、そして可笑しさを
的確に描き出していた。
中井さん@スーラと寺脇さん@ゴーギャンも、それぞれにうまくキャラクターを出していたが、
私としては、今回秀逸だな、と思ったのは、シュフネッケルに扮した相島さんだった。
3人もの天才画家に囲まれていながら、自分だけその才に恵まれていないことに
哀しいほどに全く気づかない、ピエロのような存在の彼。
そして最後に現実を突きつけられた時の彼の表情、慟哭、観ていて胸が詰まる思いだった。
3人の天才達もそれぞれにコンプレックスを抱えている。
田舎からパリに憧れて家出してきたモデルのルイーズも然り。
堀内さんは、劇団四季出身のメリットがいい意味でうまく生かされる役どころだったと思う。
歌と芝居が巧みで、それでいて、紅一点でありながら浮いてしまうことなくその場に溶け込んでいた。
皆、自分の中にある負の部分を自覚していて、密かに苦しみ、悩んでいる。
シュフネッケルだけがいつも明るく、みんなも友情で結ばれていると愚かしい程に信じきって
いるところが逆に哀れさを誘うのだが、結局そんな彼のおかげで、天才画家3人は、
共に絵を描き、刺激を与え合う場を得られたのだ。
5人それぞれが抱えているものにいちいち共感を覚えてしまって、げらげら笑いながらも
今日は感慨深くなる場面の方が多かったなぁ。

ピアノの生演奏のみの音楽もパリのアトリエの雰囲気にぴったり。
二幕の最初で、三谷さんがいきなり出てきてアコーディオンでテーマ曲弾き始めたのは
嬉しい驚きだった。私の席は下手寄りの前列だったので、すぐ目の前で演奏する三谷さんを
じっくりと観ることができた。あれはいつものことなのか、今日がラッキーだったのか?

それにしても芸能人がたくさん来てたなあ。終演後、ぞろぞろと楽屋の方に入っていくのを
遠目に見ながら、三谷作品は相変わらず芸能人に人気があるな、と実感したのだった。
まあ、出演者がネームバリューある人ばかりだしね。

今年のラインナップの中で、すごーく観たくて観たくてたまらなかった作品の一つだったので
無事に、しかも良いお席で観られて本当に良かった・・・・自力では玉砕だったし。
Tさん、いつもありがとうございます。この場を借りて篤く御礼申し上げます<m(__)m>


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コメント 2

流星☆彡

はじめまして!おじゃまします。m(__)m
昨夜 この舞台を観てきた者ですが、三谷さんのアコーディオン演奏登場
なかったです~!(T_T) 超Luckyで良かったですネ!
私も、ピエロのような お人好し シュフネッケルに、自分の性格も投影しつつ、
感慨深く 観ました。
by 流星☆彡 (2007-04-26 03:16) 

Cinnamon

いらっしゃいませー。
レスが遅くなってごめんなさい。
”コンフィダント”ほんとにいい作品ですよね。いつもの三谷作品と
ちょっと趣が変わっていて。
あ、でもアコーディオン演奏ご覧になれなくて残念でしたね。
多分、あの日はもの凄く大勢芸能人が来ていたので、そのサービスも
あったのかもしれません。
こんな気ままなサイトですが、よろしかったらまた遊びに来て下さいね。
by Cinnamon (2007-04-30 00:36) 

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